COBOL 2006 2 22

 たまには、相場に関係ない話をしましょう。
時々、「私は、若い頃、システムエンジニアだった」と書いていますが、
その頃の話をします。
 どういうシステムを運用していたかというと、
オンライン・データベースのようなシステムでした。
そのプログラム言語が、COBOL(Common Business-Oriented Language)だったのです。
 この言語は、当時、主流で、
主に金融機関のシステムで使われているケースが多かったと思います。
その後、C言語などが出てきました。
 思えば、苦労の連続だったと思います。
予想はしていましたけれど、昭和天皇の崩御を受けて、元号改正。
元号改正で影響の出るプログラムの修正が、あまりに多く、つらかった日々でした。
 もうひとつ、つらい思い出があります。
これは、予想していなかったのですが、消費税の導入です。
当時、消費税については、国民の反対が強く、
おそらく、消費税法案は成立しないだろうと思っていたら、
強行採決に近い状態で、可決成立。
 私は、めまいがしました。
何しろ、消費税が導入されることにより、
修正しなければならないプログラムは、山ほどあるからです。
 実際に、リストアップしてみると、修正必要なプログラムが、
何箱も、箱に入れるほどの量だったのです。
これを、消費税施行の日までに、修正するのは、地獄の苦しみでした。
 運よく、元号改正も、消費税導入も、
うまく、システムが動き、ホッとした思い出があります。
 もちろん、つらい思い出だけではありません。
その当時も、パソコン(マイコン)が、ブームでした。
よく友達に、「君は、なぜ、パソコン(マイコン)を買わないのか」と聞かれましたが、
私は、いつも、「そんなもの、買わない」と答えていました。
 なぜならば、いつも目の前にある、巨大な汎用コンピュータが、
マイ・コンピュータだったからです。
その汎用コンピュータを自由に使うことができたからです。
 そして、その性能は、当時、国内、最高レベルの性能だったので、
わざわざ、性能の劣るパソコンを使う気にならなかったのです。
 こんなことを書くと、私のことを団塊の世代ではないのかと思うでしょうが、
しかし、私は、もっと、ずっと若いのです。


































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